代表挨拶

公益財団法人大原芸術財団は、芸術を「時代の生き証人」と定義し、芸術をキーワードに様々な人々が集い交流しそしてここから新しい知見がうみだされ、それが未来へつながり、将来の人々がそれらを活かしてよりよい未来を切り拓くと考えます。つまり私たち公益財団法人大原芸術財団は未来を信頼し、活動をする財団です。
私たちには、「大原芸術研究所」があります。中心となるのはこの研究所です。ここに人々が集い交流します。そこでうみだされた知見は、様々な形で人々の手に渡ります。時には「研究会」という形で、時には「セミナー」という形で、時には「展覧会」という形で、時には「書籍」という形で。
そして私たちには二つの大切なミュージアムがあります。「大原美術館」と「倉敷考古館」です。「大原美術館」は企業家大原孫三郎が親友である画家児島虎次郎を記念して設立しました。大原美術館はつねに人々とともにありました。それは、二代目大原總一郎の時には、第二次世界大戦中にも関わらず開館を続けたということからも、その姿勢はうかがえます。一方、倉敷考古館は第二次世界大戦直後に倉敷商工会議所や近隣の高等学校、倉敷市民の寄付などで設立されました。まさに、設立当時から市民とともにあったミュージアムでした。いずれのミュージアムもその設立趣意書に、ミュージアムの価値を示すと同時に「将来も存在し続ける」ことが宣言されています。
この思いを引き継いだ大原芸術財団は、大原芸術研究所が運営することで大原美術館と倉敷考古館の歴史を守り、現在の活動をより活発にし、将来さらに輝く存在になるようにいたします。

Mission
私たちは、芸術、学問、そして人間への深い信頼のもと、常に新しい知見を発信し、未来の希望へ貢献します
Vision
アカデミアと土地の力が響きあうことで築かれる強くてしなやかな社会を実現します

代表理事 大原あかね(おおはら あかね)
代表理事 高階秀爾(たかしな しゅうじ)

財団概要

名称 公益財団法人大原芸術財団
所在地 〒710-8575 岡山県倉敷市中央1-1-15
電話番号 086-422-0005
FAX番号 086-427-3677

公益財団法人大原芸術財団は大原美術館、倉敷考古館を合併し、新財団として2024年4月1日に設立されました。また同時に「芸術研究は人間研究である」をコンセプトのもと大原芸術研究所を創設、今後は芸術をプラットフォームに歴史学、哲学、医学、民俗学、化学、建築学など、様々な分野の研究者たちが集まり研究が深まるような財団、研究所として大原美術館と倉敷考古館の幅広いコレクションを活かしてまいります。

さらに、我々はこの土地と強い結びつきを持ってきました。倉敷美観地区にある独立したミュージアムで創造される新しい知見や価値がこれからの世界に貢献する、そんな未来を思い描いています。

公開情報

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